パーソナリティⅡ 個性的な人々

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(パーソナリティⅡ)個性的な人たち

 
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パーソナリティのことを想う時、もう一人おもいだす男性がいた。

大変な合格率8%とかいう国家試験を合格し、部下を4人ほど率いて日々勢力的に頑張りを続けていた。私と通路を挟んでとなりあわせの座席に座っていたせいか、話していることもすべて聞こえてくる。

元から私的には彼が素晴らしい素質を持っていること、再婚とはいえ奥さんとの間を大切にしていて、二人目のお子さんがまもなく誕生する円満な家庭を築いていることを聞いていた。

しかし、その人が私から今以上の称賛を期待しているとは思わず、仕事面の評価をさほど大げさにすることはしなかった。つまり、結構あちこちで聞きなれた評価をしていた。するとそれが不満のようで私に対する態度が豹変した。

もっと大げさに彼の評価をしていたらきっと喜んでくれたのかもしれない。

なんだかんだと私を見下げた話題を投げ掛けて来るし、果ては自分の出自の素晴らしさや仕事上の権力の優位さを事細かく大げさに周囲に聞こえるがごとく、話すことが目立って行った。

何となく癖のある性格かな?

そのように思うようになった。

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自己愛性人格パーソナリティ??

 

賞賛以外はいらない。自分は優れていて特別な存在であるという態度があらわに見て取れる。自分の取り巻きは自分を特別扱いするための取り巻きに過ぎないとでも思っているようだ。俺のことをほめないとは何事か。といった態度があらわであった。その態度が露骨である事に対しても反省とか、言いすぎだったとかの後悔もあらわさない。

なんだか子供みたいだな・・・

取り立てて大仰に賞賛しなかっただけだ。だって、これまでの生活の中で同じような人が数人いる。しかし、自分の感情が傷つけられたと思ったのか、何かにつけケチをつけるし、当面している現場を目にしたりすると、そのあと、烈火のことく憤慨して耳を貸さない。そのことが周囲にいかに迷惑をかけているかなどといったことにはまったく無頓着な様子である。

聞いてはいないが、私のように当人からそのような特別扱いされた人間が部下や同僚にもいたようで、私との間に入ったりして距離をとってくれた人さえいた。そこことは、その人物が当然問題となるパーソナリティの素質をもっていただろうということは否定できない。